2014年5月〜7月
触れて、土を学ぶ。
前の人が置いていった鶏糞か牛糞らしきものを隅っこの方に捨ててみると、一気に虫が湧いてきた。
こりゃいかんと驚いたけれど、放っておいて、数日後見に行くと、とても穏やかな土になっていた。
虫たちからしたら、異物を放り込まれて、なんとかさっさと元に戻したいと思ったのだろうかな。
「風の谷のナウシカ」の腐海の植物や蟲たちのように、もっと深く暖かな仕組みが、見えないところに横たわっているのだと思う。
ああ、うれしや。
春に蒔いた種たちが芽吹いてゆく。
美味しそうな葉ものは虫にやられやすかったり、土が酸性なのか、せっかく芽吹いても消えて無くなっていくものもある。
なんにしても、たのしい。
ブンブンブン!!!
誰かが裏山で木を切ってるのかな?
よくみると、虫たちが聞いたことないような音量でブンブン騒いでる。
ズドドドドドドドド!!!!!!
天から巨大なひょうが降ってきた!
たった数分の出来事でしたが、畑は無残な姿に。。。
与えも奪いも、どちらも自然のすることですが。。。
この一件で、
毎日、畑に通うように。
冷え切った土を温めるように、いろんなところから草を持ってきて野菜の周りにお布団のように被せて、
折れた茎はつっかえをして、ぐぐっと天に向けて立つように。
土まみれになりながら、畑をなんとか修復。
「よし、みんなでやり直すぞ。いまからみんなで一斉に起き上がるんやからな」
と自分自身にも言い聞かせるように声をかけました。
どっ
どっ
どどっ
どどどどっ
どどどどどっ
どどどどどどどどどどどっ
夏がくる。
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