Masakatsu Takagi



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マージナリアはソロモン諸島の海からはじまりましたが、少し前から、またはじまりの海に戻るのだろうなと予感がありました。仕事が終わって母屋に戻ろうとしたら旋律が降ってきたので録音しました。

Marginalia #184

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久しぶりに海へ。呼ばれるように、ふらっと立ち寄った浜辺が、やっぱりしっくり来ます。はたから見ると何でもないような場所で、小さな貝殻に目を凝らしていると世界がどっと大きく感じられます。子どもの頃大好きだったゲームでは、ピンクの雲の上に貝殻の家が立ち並んでいて、それはまるで子宮の中にいるような感じでしたが、なぜ貝殻だったのか、35年経って、ようやくしっくり来ました。言葉ではなく。

Marginalia #183

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ここ数年、少しでも時間ができるとマージナリアや過去作の楽譜を制作していたのですが、ようやく形になりそうです。少しずつですが出版していけたらと計画中です。自由に演奏していたものをあらためて楽譜にすると発見がたくさんあり、これは一生続けられる遊びです。

Marginalia #182

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長男が生まれた時、山が真っ黄色に染まっていましたが、そんな季節になりました。近頃の我が家では、蝶と魚が流行中です。

Marginalia #181

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あたらしい季節を運んでくる風を「おおかぜ」と呼ぶようになりました。

Marginalia #180

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5ヶ月の次男と遊びながら子ども用のギターを弾いているとメロディーがやってきたので録ってみました。

Marginalia
#179


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山からどんどん水気が無くなっていって、樹々の色も黄色くなってきました。半年前の光景がふと過ぎり、赤ちゃんが生まれてくるのを3歳の息子と緊張しながら待っていたのですが、あの時、殆ど喋れなかったこの子が、たくさんたくさん喋ったり絵を描いたり工作しているのを、生きるってすごいなと思いました。

Marginalia
#178


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思いついたことに躊躇せずに飛び込むというのが、我が家で流行っています。行きたいところに行ってみようと、思いついたまま出発しています。

Marginalia
#177


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TWANY




音楽:高木正勝


その他のCM音楽はこちら>









ENEOS




音楽:高木正勝











Pokemon Sleeep




音楽:高木正勝











過ぎ去っていく季節。子どもたちの夏休みも盛りだくさんで、ぐんと成長しました。

Marginalia
#176


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暑い暑い夏の記録

Marginalia
#175


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昨日は久しぶりにスズメバチに刺されてしまい親指がぶっくり腫れていますが、山に住んでいるんだなと改めて感じられてよかったのです。今日は近くの本屋さんに行って穏やかな刺激をもらいました。

Marginalia
#174


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今年は蝉があまり鳴かないなと感じていたので、彼らの歌が聞こえてくると嬉しくなります。

Marginalia
#173


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この季節、この時の何かが、ささやかでもきちんと残っていればいいなと、いつも思います。

Marginalia
#172


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夕立が来そうだったのでピアノを弾いてみました。雷は危ないですがワクワクしてしまいます。全く録音できない日々もあるので、続けて録音できるこんな日に感謝です。今日は3歳の息子も新しい遊びを生み出してました。

Marginalia
#171


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ひぐらしや蝉が歌い出して、いよいよ夏です。彼らと演奏するのが日常になり身構えなくなりました。今朝は4時半に目を覚ました時は、ひぐらしだけでしたが、10分もすると蝉が参加してきます。5時になると殆ど終わってしまうので、あっという間のセッションです。

Marginalia
#170


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先日、fruezinhoで音楽家のSam Gendelさんと話せたのですが、子どもの頃に僕の「Journal for People」を買って聴いていたよと伝えてくれ、僕もあなたの曲を家でコピーして弾いてますと伝え合いました。世代や国を超えて音楽で繋がれる嬉しさを思い出しながら。

Marginalia
#169


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雷鳴がとどろくと、ピアノを弾きたくなります。雨のような音楽に憧れます。昨日の夕方の録音ですが、珍しく続けて違う曲を弾きたくなったので、続けてリリースしてみます。

Marginalia
#168


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湿気の重さと、流れる川の轟音で、演奏中はほとんど自分の声やピアノが聞こえなかったのですが、おかげで気楽によく交われました。

Marginalia
#167


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「利他」について色々読んでいます。特に『ぼけと利他』が面白くて、まるでマージナリアの演奏/録音のことを読んでいるような、不思議な感動があります。今日は、雨の音と遊びました。

Marginalia
#166


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毎日、子どもを園に送り迎えする2時間。今までになかった時間をどうしようか試行錯誤していましたが、最近は頭の中で作曲するのを楽しんでいます。梅雨の季節に入ると、日本が広いアジアの仲間入りしたように感じ気持ちが落ち着きます。

Marginalia
#165


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朝一番の何も考えていないままは、いいです。鳥や蛙たちも、まだ白紙の1日を、少しずつ、一緒に。

Marginalia
#164


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久しぶりの東京のライブです。


FESTIVAL FRUEZINHO 2024
フェスティバル・フルージーニョ・2024


2024年7月6日(土)
開場 11:00 / 開演 11:30 / 終演 21:00


会場
立川ステージガーデン

出演者
Mulatu Astatke
Juana Morina with Sam Gendel
高木正勝
折坂悠太(band)
波² 角銅真実×小暮香帆
HAPPY

https://www.fruezinho.com













"違国日記" オリジナル・サウンドトラック

2024年6月7日

https://linkco.re/Aqe1Paet?lang=ja












映画「キッチンから花束を」のサウンドトラックの配信がスタートしました。
中華風家庭料理店「ふーみん」を営んでこられた料理人・斉風瑞(さい ふうみ)さんを追いかけた映画です。
台湾人のご両親から受け継がれた確かな味覚と太陽のようなあたたかさ。

僕も息子たちが生まれたのを機に台所に立つようになりましたが、音楽を奏でることと同じで、料理も食べることも生きることそのもの、いのちへの細やかな感性が磨かれます。
最近は、料理するときにずっとこのサントラを流しています。

制作時期に、子どもの頃大好きだったウーロン茶のCMを撮影された上田義彦さんの写真集『いつでも夢を』が発売されたこともあり、おおきな影響を受けました。

ぜひ、チェックしてみてください。


https://linkco.re/MgrYmuGM











映画『キッチンから花束を』

2024年5月31日公開

斉風瑞

監督 : 菊池久志
音楽 : 高木正勝

公式サイト





























































高木正勝、初のプライベート・ピアノ曲集。

山の中にあるピアノとその自然豊かな光景を 
そのまま切り取ったかのような 
穏やかで生命感に満ちた音楽。 

陽光、影、雨に雷、鳥や虫に獣、風、草花や樹々、
すぐそこにある自然を招き入れて、 
共に奏で合うピアノ。 

付け足しもやり直しもない、 
その日その場で出会ったすべてを愛おしく綴った、
日々の記録。 

新しいピアノ・ミュージック 
Marginalia(マージナリア)』。 

現在も進行中のシリーズより。














Masakatsu Takagi
Marginalia


The nature is the melody.
The piano is the harmony.








高木正勝

『マージナリア』




自然を主旋律として、ピアノは調和を。



 



 


























なんだこの文章! 

これはほんとうに人間の生身の男の人が書いた文章なのか?

家や森や草や風が書いたんじゃないのか?

すごい人だ。

___  吉本ばなな










『こといづ』とは
「コトが出づる」という意味の造語。

丹波篠山の小さな村で暮らす日々の驚きと発見、
愛すべき村人たちとの交流、映画音楽ができるまでの苦悩と喜び、
ソロモン諸島、エチオピアでの旅の話、自然と人間の限りあるいのちについて.....
.。
ピアノを弾くように、歌をうたうように綴られる言葉を、
2012年から現在まで続く雑誌ソトコトの連載から収録

。 高木正勝による初の著書であり、
この世界のすべてがいとおしくなるエッセイ集。









高木正勝『こといづ』

2018年11月23日発売